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図解 原価計算入門

④:原価計算の方法(個別原価計算と総合原価計算)


完成品の原価の算出は、
・個別原価計算
もしくは
・総合原価計算
によって行います。

個別原価計算は、例えば飛行機をつくる場合に用いら
れる方式です。
飛行機は、着手から完成まで長い期間が必要です。
この場合は、その製造活動に製造番号(指図書番号)
を発行し、材料費、加工費などの発生費用をその番号
で集計していきます。

集計された費用は、飛行機が完成するまでは、仕掛品に
なります。
完成したら、そこまで集計した仕掛品が完成品の原価に
なります。

これが個別原価計算です。





 
   

総合原価計算は、例えばパソコンをつくる場合に用いられ
る方式です。

1台のパソコンは、着手から完成までに要する期間は、
数時間です。
同じパソコンが1ヶ月に何百台、何千台と生産されます。

このような製品の原価計算は、
・先ず原価計算期間(通常1ヶ月)を決め
・当月の投入高を求め、
(その月にパソコン製造で発生した材料費、加工費を
集計し)
・月末の仕掛品を評価し、
(パソコン製造で月末に製造工程に残った材料費、加工費
を求め)
・前月末の仕掛品+当月の投入高ー当月末の仕掛品
で当月の完成品原価(出来高)を求めます。

ここで求めた完成品原価を当月の生産数量で割れば、
パソコン1台当たりの完成品原価が算出できます。

これが総合原価計算です。


ここでいうパソコンは、総合原価計算を行うくくり(組と呼ばれています)を表します。
パソコンという組が大きすぎる場合は、より細かい組を設定し、投入高の集計、仕掛品の評価をその組毎に行うようにします。

パソコンを製造する場合でも、生産ロットをひとつの製品と考えて個別原価計算を適用する場合もあります。
(そのロット全体の完成品原価が個別原価計算の要領で算出されることになります)

 
   

---------目次--------

①原価計算とは
②原価計算の目的
③原価の構成、計算の手順
④原価計算の方法(個別原価計算と総合原価計算)
⑤材料費の計算(月次総平均法)
⑥加工費&完成品原価の計算
⑦計算の順序
⑧製造間接費の配賦(1/3)




 


原価管理システムProSeeについては、こちらのページもご覧ください